私がカナダ・アメリカで体験したカルチャーショックを紹介します(1)
 キュウリがでかい!
 

北米のスーパーでは色々変わった野菜を売っている。 キュウリとナスビがでかい!のには驚いた。 写真は北米のスーパーで買ったキュウリ(左)と日本食料品屋で買ったキュウリ(右)。 でかいキュウリは水っぽくておいしくない。 皮がかたいのでむいて食べる。 ナスビにいたっては日本のナスビの3,4倍はある。

普通のスーパーにも売っている日本の野菜は大根(Daikon)、白菜(Nappa)、なま椎茸(Shiitake Mushroom)、しめじ(Shimeji Mushroom)、長十郎(Asian Pear)。 売っていないものはゴボウ、日本のカボチャ、山芋、サツマイモ、等。 もちろんシソ、ユズ、ミョウガ等もない。 北米に来て初めて「日本の野菜じゃなかったんだ」と知ったのはオクラ(Okra)。

 洗剤って毒じゃないの?

日本では食器を洗うとき、水をかけてあらくゆすぐ→洗剤をつけたスポンジで洗う→流水でゆすぐ→かごに立てかけて乾かす→食器棚に戻す だが、私が北アメリカで目撃したものは…!?
水をかけてあらくゆすぐ→洗剤をつけたスポンジで洗う→フキンでふく→食器棚に戻す
おいおい、「流水でゆすぐ」は?? それが一番大事なんじゃないの?  しかもこういう洗い方をしていたのは一人や二人じゃなかった。

とにかく洗剤は口に入ってもかまわないようで、歯磨きの後など一回くらいゆすぎ、あとは口のまわりについた歯磨き粉をタオルで拭きとって終わる。
手を洗うときは石鹸をあわ立て、サッとゆすいであとのヌメヌメはふき取る

 とにかく家がかわいい! 1
 


↑一番左の写真はジオラマだが、北米の街並みは実際こんな感じ。クリックすると大きくなります。ジオラマはちょっと重たいかも…

初めてカナダに来てまず驚いたのが、景色がとってもきれいなことだ! 木々の間にすごくかわいい家々が並んでいた。
北米は土地が広いので一軒一軒が大きく、必ず庭がついている。 家の外観や内装にも気を配ってとてもきれいにしている。
また日本と大きく違う点は、日本では大きな家、小さな家が混ぜこぜになっていて、隣に工場があったりもするが、北米ではきっぱり別れている。 工場は住宅街から離れたところにかたまっているし、住宅街は「ここはお金持ちの住宅街、ここは中流家庭の住宅街」というふうに所得層で分かれている。

例えば中流家庭層の住宅街等に住んでいたとして、隣の家が掃除をせず、ゴミを外に置いたままで外観が汚れてきたとする。 するとその地区全体で家の値段が下がることになる。 だからもし一軒だけ汚くしていると、隣人から苦情を言われるんだそうだ。 家の売り買いが多い北米ならではの習慣だ。 中古の家を買っても、色々手直ししてきれいにすれば買ったときより高い値段で売ることもできる。

かわいい家の外観に一役かっているぞ、と私が分析するのは縦に細長い窓だ。 日本の家の窓は横にスライドするが、北米の窓はほとんどが縦にスライドする。 この縦に細長い窓をちりばめると家の外観がとてもかわいくなると私は思う。。。

 トイレットペーパーの正の向き
 
日本ではトイレットペーパーの正の向きははなんといっても絶対左の写真だが、北米ではどうも30%くらいの人達にとって正の向きは右の写真らしい。 すごく取りにくいし一体なんで!?と思うけど、特にレストランや学校やショッピングモールのトイレではこの「負の向き」でつけられていることが多い。
あと、北米のトイレットペーパーには上のフタがついていない。
 ハロウィーン
 

10月31日はハロウィーンの日だ。 子供達がお化けの格好をして家々をまわり、"Trick or treat!" と言ってお菓子をもらう。 人々はハロウィーンに向けて、カボチャの中をくりぬいて怖い顔をさせたものや、ワラのほうき、魔女、クロネコ、かかし、トウモロコシ等を玄関口や窓辺に飾る。
この時期になるとハロウィーンの飾り用に、色んな色・形をした小さなカボチャをよく目にする。 あまりにもかわいいので、目につけば思わず買ってしまう。

 妻の友達、夫の友達
  北米人との国際結婚で必ずもちあがるトラブル。
日本だと妻が女友達と会うときは夫はついていかないし、夫が男友達と会うときは妻はついていかない。
その感覚でカナダ人の旦那に「今日は友達と会ってくる」と言うと、自分も行きたいなどと言う。 私達も始めの頃はこれでもめたが、周りの国際結婚の友達もことごとく「友達と遊びに出ようとすると旦那がすねる」と言う!
反対に、旦那が友達と会うときは必ず「一緒に来る?」と聞かれる。
 電気製品は日本と比べて…
 

うわー便利だ! と感心する電気製品やシステムと、うわー劣ってる! とびっくりするものとがある。
まず感心したのが食器洗浄器! 「あって当然でしょう」というようにキッチンに組み込まれている。
それと洗濯機+乾燥機も両方あって当然、となっている。 乾燥機は洗濯機と同じ大きさで横に並べて置き、日本の家に洗濯機置き場があるように、北米の家には洗濯機と乾燥機を並べて置けるように配管も準備されている。 だから北米では洗濯物は一切干さない。
あと、一番感動したのがセントラル・ヒーター/クーラー! 本体が物置部屋などにあり、壁の中を通して全ての部屋に配管が伸びている。 各部屋に数ヶ所づつ通気口があり、そこから暖かい風や冷たい風が出てくる。 コントローラーは居間の壁につけられている。 真冬でも家の中はシャツ一枚でOK!

だが、やはり電気製品は総体的に日本の方が進んでいる。 販売されている種類も圧倒的に多い。日本は性能がよく証明されていない新商品もよく売れるので、テストマーケットに最適な国らしい。 北米では「もう既に売れていて人気があるもの」を買おうとする人が多いので、商品が限られてくるし新製品も出にくい。 特に北米の携帯電話は思わず目が点になる程遅れている。

 全ての道に名前
 

←オタワの地図から。 クリックすると大きくなります。

日本では住所を聞いただけでは家の場所ははっきりとわからないが、北米では住所を聞けば家の場所がはっきりとわかる。 なぜなら全ての道に名前がついていて、全ての家に番号がついているからだ。 住所は「何番 どこそこストリート、街の名前、州、郵便番号」となる。
中には「エメラルド色の草原ストリート」や「草原のそよ風ストリート」という名前もあり、こういう道には住みたくないと思った…

 運転と車のこと
 

←アメリカの信号。縦になっている。

運転に関しての大きな違いはなんと言っても日本・左側通行、北米・右側通行だが、その他にもたくさん違いがある。
交通法は州によって違うが、多くの州で赤信号時の右折(日本でいう左折)はOK。
駐車場では駐車スペースが広いため、みんな頭から突っ込む。 バックで駐車する人はほぼ皆無だ。
車は右側通行用に作られていて、日本車とウィンカー・ワイパーのレバーの位置が逆になっている。ギアチェンジを右手でするのも慣れるまでしばらくかかる。ちなみに足元(ブレーキ、アクセル)は同じ順番。これが反対だと怖い!
あと、アメリカ合衆国の東側では運転のマナーが悪かった。特にニューヨーク周辺は約50%の人がウィンカーを全く使わない。そして約1%がウィンカー出しっぱなしでずっとまっすぐ走っていく。合流しようとしてウィンカーを出すとわざと車間距離を縮めて「いかさん」をする、よくクラクションを鳴らされる、高速道路の出口を通り越してしまって路肩に寄せてバック、道の真中でいきなり止まって地図チェック、夜にサングラス等々。もお最低!
狭くて見通しの悪いパークウェイ(ハイウェイの狭いやつ)をみんな120キロで飛ばすので、一体どんな人が運転してるんだろうと見てみると、小柄な白髪のおばあさんだったりした。たくましい…

車はトヨタ、ホンダ、日産、マツダ、フォード、シボレー、ダッヂ、ポンティアック、クライスラーなどをよく見かけるが、やはり日本車は人気がある。
一度レンタカーでフォードを借りたが、日本車ならハンドルから手を離してもある程度まっすぐ走るが、フォードは手を離すとすぐ道の脇に寄っていく。運転中もずっとハンドルを道の中心に向けて引っ張っていないといけなくて、ものすごく肩が凝った。

高級車はBMW、メルセデス・ベンツ(マーセイディースと呼ばれている)、またトヨタのウィンダム、ラシーン、ランドクルーザー等は「レクサス」と称され、高級車となっている。
一般的に四駆が人気だ。

 お店 - モールって?
 

←ストリップ・モール。クリックすると大きくなります。

北米では今商店街がどんどん消えていって、モールにとって代わってきている。
モールには大きな建物の中にお店が全て入ったインドア・モールと、細長い建物にお店が並んでいて入り口が外に面しているストリップ・モールにわかれる。ストリップ・モールにはスーパーや本屋、比較的安価な日常品・必需品のお店が入っている。インドア・モールは2〜3階建ての建物の中にたくさんお店が入っていて、百貨店とつながっていることも多い。
インドア・モールには北米の代表的な店舗が入っている。面白いことに、モールと言えばアメリカ中どこに行っても入ってるお店がほとんど一緒だ!(カナダのインドア・モールに入っているお店はアメリカのとまたちょっと違う)
よくあるお店は、日本でも多少知られている中では GAP、Banana RepublicJ Crew、Old Navy、Abercrombie & Fitch
アメリカで誰もがはまる超おすすめの雑貨/家具屋さんは Pottery BarnCrate & BarrelCrabtree & EvelynPeer 1 Imports、Bombay Company、Williams Sonoma
カナダのインドア・モールで定番のお店は Gap、Jacob、Club MonacoRoots、Le Chateau等。

 究極のカルチャーショック…!(恐ろしいレストラン1)
 

カルチャーショックとは今まで慣れ親しんだ文化からは想像もできないようなことが起こることだが、 ピッツバーグで私は究極のカルチャーショックを体験した。

近所で新しく開店した自称「ジャパニーズ・レストラン」へ行ったときのことだ。いらっしゃい、と出てきたのは全て中国人で、メニューを見てみると例えばスープの欄には「味噌汁、おすまし、ワンタン・スープ、ホット&サワー・スープ、エッグ・スープ…」とほとんど中華!揚げだし豆腐は「Agedashi Tofu」、焼き鳥は「Yakitory」等とスペルもちょこちょこ間違っていた。とりあえずその揚げだしトーフというのをたのんでみたら、揚げた豆腐に中華風の野菜あんがかかっていた… 一番強烈だったのは旦那がたのんだ「ビーフやきそば」。普通のやきそばに薄切り牛肉でも入っているのかと思ったら、なんと冷たいザルソバの上にさっきの中華風野菜あんがかかっていて、その上に一枚まるまるステーキが乗っているではないか!? 一体どういうこと!? 自分の目で見ているものが理解できなかったが、旦那が「結構いける」とパクパク食べていたのが更に怖かった…
味噌汁にうどんを入れて「ジャパニーズ・ウドン」と言ったり煎茶と一緒に砂糖とミルクを出してきたりと、北米には「ジャパニーズ」と称してちょっと違うだろと思える食べ物がたくさんあるが、このレストランだけは腹が立つとかあきれるとかいう感情を通り越して「見なかったことにしよう、知らなかったことにしよう」と思ってしまった。

 その他料理のカルチャーショック
 

北米の映画を観るとスーパーでカートいっぱいに買い物していくシーンが出てくるが、北米ではスーパーでの買い物は週に一回という人が多い。理由はレパートリーが少ないから!日本では一年間に作る料理の種類と言えば旬のものも多くあり数えきれないが、北米ではレパートリーがせいぜい5つくらいで、一生それを繰り返していく人が多いと聞いた。だからスーパーで買うものも決まっているんだ、と。5つというのは少なすぎるかもしれないけど、実際料理のレパートリーが日本人に比べてずっと少ないのは事実だ。

また、シチューを作っていてアクが浮いてきたら「あら、アクだわ、きたないから見えなくしちゃいましょう」とグルグル混ぜ込んでいたのを目撃した…

カルチャーショックからの観点でどうしてもなじめない食べ物が「ライス・プディング」だ。 お茶碗に軽くご飯を入れたと想像してください。そこにミルクをかけて、砂糖を混ぜて食べる…

 とにかく家がかわいい! 2
 


↑クリックすると大きくなります。

とにかく家が外観、庭、内装、インテリア共とてもきれい!
一軒だけ汚くしているとその地区全体で家の価値が下がる(上記)というのもあるが、家の見た目がそこに住む人達の人格をも表しているとでもいうように、皆競って家をきれいに保つ。
反対に、危ない地域に入っていくと庭が荒れていたり家が崩壊しかかっていたりする。

 日本ってどうみられてるんだろう…
 

カナダ人・アメリカ人に共通して言えることだが(特にアメリカ人)、自分達の国が世界で一番文明的と信じ込んでいるようにみえる。 やはりテレビやマスコミからの影響だろう。よその国のニュースと言えば貧困や内乱、映画でもよその国の文化をおかしくデフォルメして流すし、また私が気づいたことだがニュース番組でよその国をレポートするときに質の悪いカメラを使っているようで、画像がとても貧弱で、一昔前の世界のように見えたりする。

だがその中にあって日本はかなり健闘している。1.電気製品や車からの高性能で優秀なイメージ、2.日本食レストランからの高級でヘルシーなイメージ、3.日本人観光客の品がよくておしゃれなこと、4.東京の街の近未来的で大きいこと、5.日本の桜、枝垂桜、もみじ、枝垂れもみじ、食器、和紙の明かり等の人気が高く、「ジャパニーズ・何々」と名が付いていると良質なイメージがあること、6.アニメの進出が目覚ましく、子供達にとって憧れの国の一つであること(ポケモンカードは北米でも子供に人気があるが、日本語で書かれているものも出回っていて、私がそれを読んで訳してあげるとものすごく尊敬された)等など。
しかし、やはり日本と他のアジアの国々の見分けがつかない人も多く、「どこから来たの?」「日本です」と言うと、ああ、あなたの国では生活が貧しかったからこの国に逃げてきたのねという哀れみの眼で見られることがたまにある。。。
結局地理や世界の歴史、世界情勢を学校でほとんど習わないのでよその国のことはあまり知らなくて、テレビ等で聞くステレオタイプで片付けてしまっているというのが実情のようだ。
一方で、「日本人です」と言うと「日本ってすごい国だねー私大好き!」ととても興味を示して話し掛けてきてくれる人もよくいる。

 
 
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